齋藤一徳は家事が上手い
主夫になる以前から私は家事全般が得意であった。
母がしつけに厳しく、家の手伝いの何から何まで幼少期より叩き込まれていた。
幼い私はそれを嫌がりもせずに進んでやっていたらしい。
母も私がそういったものが好きな事を知ってか、料理なども姉以上に教えてもらったと思う。
家事の上手い下手は一言で言って、効率的であるか否かである。
家事は限られた時間で、たくさんの事をしなくてはならない。
一つのことに時間をかければかけるほど、他のことをする時間がなくなってしまう。
なので、行う順序を間違わないように、時間を短縮できるように効率を常に考えて行う。
私は、毎日すべての家事を100%に行わない。
全体の出来を70%くらいに抑えて、今日はこれを重点的にって決めたものだけ100%完了させる。
このことで、一定の綺麗さは常に保たれる。
料理なんかも作り置きの食材を作っておいて、炒めるだけ、混ぜるだけと工程を減らしておくのがコツである。
効率的とは、どこで手をどれだけ抜けるか考えることである。
家事は毎日毎日続いていく。少しでも嫌だと思わない、思わせないことが家事の上達の近道である。